更級虎日記

ファン歴30年以上のサラリーマンが久しぶりに阪神を応援するブログ。あと学生駅伝も好きです。

3/19横浜戦 俊足左打者バント不要理論について

阪神の先発はガルシア投手。

右足股関節違和感のため、3回1失点で降板。

本人曰く「問題ない」とのことなので一安心です。

阪神ガルシアが初回の満塁ピンチを切り抜ける

 

後を継いだ守屋投手が2回3分の1、7失点。

ポンポンと簡単に2ストライクに追い込むのに痛打され大量失点。

キレのある変化球が加われば、中継ぎとして

大きな戦力になりそうなだけに残念でした。

 

打線では近本選手が開幕スタメンの座をほぼ手中に収めました。

そこで本日は、俊足左打者バント不要理論について。

 

矢野監督理想の2番打者は俊足の左打者。

1番バッターが出塁した後も、バントをしないでヒッティング。

初回からビックイニングをねらうというもの。

 

確かに無死1塁の状況では、1・2塁間が広く空くため、

左打者が引っ張れば、ヒットになりやすいです。

打球が抜けなくても足は速いから、

ダブルプレーにもならないため、ランナーは残るという理屈。

この試合も3回表に無死1塁でバッター近本選手という場面を迎えました。

結果は最悪のダブルプレー

 

これが今の阪神打線に本当に必要な戦術なのか正直疑問です。

昨年、リーグ最高の721点を叩き出した広島打線ですら

コツコツとバントでスコアリングポジションにランナーを送り

1点をとりいく姿が印象的でした。

対して得点・打率リーグ5位、本塁打はリーグ最下位の阪神打線は

無死1塁でも無策に等しい強硬策。両チームのペナントレースの結果は自明です。

 

元中日監督の落合は、投手に何が一番嫌かを聞いたところ、

スコアリングポジションにランナーを進められるのが

一番嫌だと答えたようです。

理由はワンヒットで1点をとられる可能性があるから。

そのため、落合中日はとにかく2塁にランナーを進めたとか。

個人的には阪神もビックイニングの幻想を追い求めず、

コツコツと走者を2塁に進めてほしいです。

 

ただこの日の阪神打線はホームランもタイムリーもなくても

4点とりました。内野ゴロで3打点をあげたことは

今の阪神には非常に意味のあることだと思います。

 

応援している側はかなり消化不良になりますが…