球春到来! 2020年阪神新助っ人(野手編)
今年も12球団がキャンプインしました。
いよいよ2020年のプロ野球も始まります。
2019年の矢野阪神は3位でクライマックスシリーズに進出。
劇的な勝利で2位DeNAを下すも、ファイナルステージでは
首位巨人の壁の前に力尽き、終戦しました。
チームの課題は「得点力」と「先発投手」。
2年目を迎えた矢野阪神は15年振りの優勝を目指して、
今年は助っ人中心の補強をしています。
2020年は史上初の助っ人8人体制。
そのうち野手は3人。新助っ人は2人です。
2017年にはマーリンズで打率.289、25本塁打、83打点。
メジャー通算92本塁打。メジャーでの実績十分な新助っ人です。
甲子園では不利と言われる左打者ですが、
規格外のパワーと広角に打ち分ける技術に
活躍を期待してしまいます。
(年棒:2億7500万円)
photo by 日刊スポーツ
個人的にいいなと思うのは、122kgの体重です。
勿論、単に体重が重ければいいというわけではないのですが、
打撃の技術が同じなら、体重が重い方がパワーがあるはずなので
長打力も伴うという極めてシンプルな発想です。
【過去の重量級の名助っ人】
■アレックス・カブレラ選手 98kg(当時は重い方だった)
■フリオ・ズレータ選手 113kg
■ブラッド・エルドレッド選手 126kg
こすった打球もフェンスオーバーする恐怖感を
相手チームに与えて、強力なプレッシャーをかけてほしいです。
ジェリー・サンズ外野手 32歳
韓国から来た助っ人といえばウィリン・ロサリオ選手ですが、
ボーア選手の注目度が高いこともあり
彼と比較されることもあまりないです。
■ロサリオ 打率.339、37本塁打、111打点⇒打率.242、8本塁打、40打点
■サンズ 打率.305 28本塁打、113打点⇒?
打高投底と言われるKBOリーグから、
いかに日本のプロ野球に対応できるかが鍵です。
(年棒:1億2000万円)
photo by サンケイスポーツ
そして最後は新助っ人ではないのですが
マルテ選手もキャンプ初日から早出特打で始動。
今年はメジャーでは本職だったサードで、
大山選手らとポジションを争います。
photo by スポニチアネックス
2019年のシーズン終盤は、相手投手も四球ならOKみたいな感じで、
際どいところにばっかり投げこまれていました。
ただマルテ選手が塁に出ても、
後ろの打者がなかなか彼を返せませんでしたが、
今年は上の2人が加入したことが大きな違いです。
OPS.825は、31本塁打のDeNAロペス選手(OPS.756)よりも
高かったりします。
年齢もまだ28歳。こちらも活躍が地味に楽しみです。