更級虎日記

ファン歴30年以上のサラリーマンが久しぶりに阪神を応援するブログ。あと学生駅伝も好きです。

課長 矢野燿大

今回は新聞記事の引用から

阪神の選手たちは“上司”の矢野監督を、どう見ているのか。

27日に甲子園で投手指名練習に参加した岩田稔投手(35)、西勇輝投手(28)、青柳晃洋投手(25)の3人が、矢野監督の一面を教えてくれた。

選手をいつも気にかけ、心に寄り添う言葉を掛ける、理想の上司の姿が見えてきた。


阪神青柳 挑戦した失敗は怒らない方です。この間の試合(21日ヤクルト戦)で1死一、二塁でバントのサインが出たのですが、バスターしたんです。結果はピッチャーゴロでゲッツーと最悪な展開。流れを切ってしまうプレーだったと思うんですけど「やったことに意味がある。勇気がある。次につなげたらいい」と言ってくださった。「ナイストライ。青柳がやってくれたおかげで、次の試合でバントの時に野手が出づらくなったよ」と。気持ちを前向きに持っていってくれる、素晴らしい上司です。


阪神岩田 一番驚いたのは、自分の2軍キャンプスタートが決まった時、連絡をいただいたことですね。監督から連絡をくれるケースなんて、なかなかないですから。気持ちのケア、サポートをしてくれる方だなと思いました。普段も矢野さん自らがボケて場を和ませてくれたりして、選手はうれしいと思いますよ。


阪神西 フォローをしてくれるというところです。全ての面で。いい時も悪い時も。それに尽きるんじゃないですかね。そして常にアップデートしようというところがすごいなと。選手の練習法にしても、そんなトレーニングあるんや、そんな考えもある、だとか。選手にも常に寄り添ってくれる。

5/28 日刊スポーツ

 

昨年、矢野が監督に就任して以来、阪神をもう一度真剣に応援しようと思い、

細々とブログも始めました。

矢野監督のこういう記事をみると、

個人的にも何か嬉しい気持ちになります。

自分もサラリーマンをしていますので、

矢野監督がもしこの記事の通りの上司であれば、

非常に尊敬できる上司だと思います。

 

まず青柳選手のコメントからは「挑戦」を

本当に尊重する上司像が読み取れます。

ただでさえプロは結果がすべての世界。

普段はやれチャレンジ精神だ、

やれ失敗を恐れるなと口では言いながら、

失敗すると簡単に梯子を外す最低な人間がいます。

こんな上司では当たり前ですが、部下は委縮して

パフォーマンスを残せません。

 

岩田選手のコメントからは「俺について来れなければ

辞めてもらっても構わない」とは正反対の上司像が読み取れます。

本当の意味で部下の心のケアを行い、

上司から部下に歩み寄って、期待と役割を

丁寧に説明している様子が目に浮かびます。

 

西選手のコメントからは、常に新しいことを学び、

取り入れようとする矢野監督の姿勢は尊敬に値します。

過去の栄光に拘り、俺らの時代はこうだったと

熱く語りたがる上司がいますが、

正直、部下はそれはあんたの時代だったから、

できたんでしょと冷めて聞いています。

 

トップが健全であれば、組織は健全になります。

部下は上司から信頼されていることを感じると、

伸び伸びと働き、実力以上の成果を残しやすくなります。

 

まだ開幕して2か月ですが、矢野監督が

本当にチームのことを第一に考え、

愛を持って選手に接していたあの名将とダブってきました。

03年6月17日の横浜戦で逆転サヨナラ三塁打を放ち星野監督(左)に笑顔で迎えられる阪神・矢野